今年もバレンタインデーが近づいています。 「誰に」のアドバイスはできませんが。「どんな」のヒントにしていただきたいのが、「バレンタイン一揆」という映画で、2月5日に大田区蒲田の生活センターで上映されます。
ガーナに行った日本の大学生が見た「児童労働」の根底に起きている事は、いま、私たちの身の回りで起きている問題でもあります。
映画だけでなく、映画制作団体 NPO法人ACE の代表 岩附由香さん、事務局 召田安宏さんのトークがより映画の中身を深めてくれます。


児童労働というと、働き者のこどものこと?と感じる方がいらっしゃるでしょうか。
児童労働という言葉が意図するのは
・教育を妨げる(特に義務教育が受けられない) ・健康的な発達を妨げる(長時間労働、病気や怪我) ・有害危険なもの(農薬や有害物質にさらされる) ・搾取的である(売春、債務労働、子ども兵士など)
*ひとつでも当てはまるのが児童労働
NPO法人ACE設立15周年祈念ドキュメンタリ映画「バレンタイン一揆」パンフレットより引用
一方の子どもの労働とは
・教育を受けることができる ・子どもの年齢や成長の度合いに見合っていて、安全や健康が守られている ・生きるために必要な知識や技能を身につけ、成長を助ける
という側面が保障されている事が重要になります。
児童労働の背景には、公正な取引が行なわれていない状況があり、特に、開発途上国の生産者と先進国の販売業者・消費者とがお互い対等であったら達成されているはずの取引関係を目指そうとするのが「フェアトレード」です。
フェアトレードには以下のような基準があります。
これら、ひとつひとつが、実は、現在の大田区や日本で起きている問題にも全く無縁でない事に気づかされます。
先進国と開発途上国で起きている問題は、今、国内においても、経済というしくみと個人のくらしとの間で起きている問題で、地域の経済活動が、①~⑪までの項目を社会的に担って行なわれているかという視点が必要です。
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特に、憲法において保障されている「権利」は「国民」という個人であるにも関らず、いま、国も自治体も、その政策立案において反映させるべき声は「企業」であり「団体」になっていて、その証拠に、政策立案における審議会等のメンバーは、ほとんどが業界・団体の代表です。 業界・団体という組織の代表が、「国民」「区民」の権利を守る個人の立場で発言できているでしょうか。
大田区基本構想にも、その主役は区民であるにも関らず、地域力という言葉をわざわざ定義する事により、企業・団体に市民権を与えていますが、このことにより、一人ひとりの区民のくらしが希薄化してはいないでしょうか。
(参照)大田区基本構想
http://www.city.ota.tokyo.jp/reiki/reiki/42090960000000000000/42090960000000000000/42090960000000000000.html

………………………………………………………………………………………………… ◆フェアトレードの基準◆
①適正な価格での取引
   正当な利潤配分を受け取る事。搾取の無い価格である事。
②環境対応    ③長期的・安定的契約     ④前払い   自立支援のため前払いを行なう事がある。
⑤割増金(プレミアム)の支払いと使途   地域の生活向上やインフラ整備(教育・医療・奨学金制度・道路・井戸)に使われる費用を支払う。 ⑥中間業者の排除   搾取を行なう中間業者を排除し、価格的競争力を確保する。 ⑦技術指導   他の一般商品と比較して価格・品質の満足度を落とすことなく適切に売れるための商品開発や技術の確保。 ⑧組織化(共同組合/NGO)と民主的運営   組織的共同を推進するため、共同急見合いやNGOなどの組織を設立してもらいその組織と協働する。 ⑨社会的側面への対応   児童労働、女性の強制労働、団体交渉権、組合の組織化、生産者の健康と安全など。
⑩情報提供   貿易構造の不均衡は、情報を先進国側が一方的にもっていて、価格情報のみで取引される事から起きている要因が大きい。
⑪多角化の追求   モノカルチャーを避け、生産物の多様化をはかる。


「バレンタイン一揆」上映会&トーク@大田区蒲田のご案内
http://valentinei.net/ チョコレートの原料のカカオってどこで誰がどのように作っているか知っていますか? ガーナに行った大学生の見た「児童労働」の現実、 小さな一歩を踏み出した、日本の女の子の奮闘記です。 バレンタインの前に「フェアトレードチョコレート」を食べながら見て語りましょう!!
★トーク付き 映画制作団体 NPO法人ACE 代表 岩附由香さん                事務局 召田安宏さん http://acejapan.org
[日時] 2月5日(火)午前・午後・夜間の3回           上映開始(上映時間66分 トーク20分 チョコレートパーティ30分)
1)開場10時  10時半~12時半(トーク 岩附さん) 2)開場14時  14時半~16時半(トーク 召田さん) 3)開場18時半 19時~21時(トーク 召田さん) [会費] 1000円:学生半額500円 フェアトレードチョコレート付き [会場] 大田区消費生活センター2F講座室      JR蒲田駅 東口 川崎方面へ3分 大田区役所 ロウキン先 図書館ビル  [定員]70名   ●問い合わせ Tel:09072563412向達(コウダツ)  tagayasu.oota@gmail.com
[ 主催] 上映実行委員会 耕す人びと・大田 3わ会  大田区をフェアトレードタウンにする会 ●だんだん ステップ夢・蓮沼キッチン いのくら屋 にてフェアトレードチョコレートを販売しています!