蒲田駅改札口から車いすやベビーカーで東口・西口に出るために、大田区がエレベーターを設置しました。

 7月25日から、エレベーターが使用できるようになっています。

交通バリアフリー法は、鉄道事業者に、改札口までのバリアフリーを求めています。
 改札口からホームまでのバリア解消のため、各鉄道事業者はスロープやエレベーターの設置に取り組みバリアフリーが進んでいます。

 大田区の場合、改札口から東西口に出るためには、階段を下りなくてはなりませんが、階段にはエスカレーターが設置されているだけで、車いすやベビーカーを使用している人は、駅ビルのエレベーターを使用しなければなりませんでした。
 
 駅ビルのエレベーターは、駅ビルの営業時間内しか使用することができません。 しかも、蒲田駅東口は、駅ビルと改札階とに段差があるため、人を呼んで段差解消機を動かしてもらわなければ駅ビルに入ることができませんでした。

 蒲田駅の東西自由通行は、蒲田駅を利用する多くの人たちの願いであるとともに「ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会」の課題でした。まちづくりの会では、2003年に行った蒲田駅周辺のバリアフリー点検の時以来、会としてこの「蒲田駅の東西自由通行」に取り組んできました

 今回設置されるエレベーターは、大田区が設置費用2億円を負担し、その後のメンテナンスをJRが負担して運行していきます。

 まちづくりの会では、これまで大田区・JR・駅ビルなどに、それぞれ、エレベーターの設置やエレベーターなどの設置による東西自由通行を働きかけてきました。しかし、エレベーター設置に5年もかかってしまったのは、大田区が、JRの責任であるとして主体的に取り組む姿勢に欠け、JRも、駅ホームから改札までのバリアフリーが達成できていない駅を優先するとして積極的な姿勢が見られなかったことがその背景にあります。(2007年2月27日報告参照

 7月25日にエレベーターが設置されたことは、「まちづくりの会」のメンバーの市民力によるところが非常に大きく、メンバーも、エレベーターを利用している人がいるとつい声をかけ、エレベーター設置の感想を聞いたりして喜びを深めているようです。