予算委員会での質疑をきっかけに、呑川に係る区民と区との協議の場がもたれるようになりました。
 11月4日、第二回の「呑川をきれいにするための意見交換会」に参加しました。
 
 大田区を流れる呑み川は、その名のとおり飲み水に出来るほどきれい川でしたが、東京都が昭和35年に呑川を下水道幹線として利用し、できる限り蓋をしてしまおうとしたあたりから、ちょうど市街化が進んだ時期とも重なり、降った雨が土にしみこまなくなるとともに湧水が減り水質が悪化してきました。

 呑川がかつてのようにきれいなって欲しいと願い、活動をしている方たちが集まり「呑川をきれいにする会」を作りました。
 私も、この活動に参加し、呑川のこれまでの経緯や現状、問題点、改善策など様々な視点から学習し意見交換を行ったり、必要に応じ、専門家のアドバイスを受けるなどしてきました。
 
 これらを元に平成20年度の予算特別委員会において、呑川についての質疑を行いました。

 質疑の成果のひとつに挙げられるのが、この、区民との協議の場がもたれるようになったことです。

 今回の意見交換会では、「呑川の会」から要望書を提出する(下記参照)とともに「呑川水質対策研究会」の報告書について説明を受け、その後、質疑応答・意見交換が行われました。
 
 「呑川水質対策研究会」(東京都建設局・下水道局、大田区が連携し呑川の水質改善対策を研究し提案する)が今回まとめた報告書には、これまでは、河川に生じた問題について点での対策を講じるに留まってきましたが、降雨から上流域そして海に流れ込むまでの全体的な自然環境の中で呑川の現状と考えうる様々な対策などがまとめられています。
 
 報告書を読み、ようやく、東京都と大田区が、これまで市民が独自に調査・研究し持っていた知識や問題意識を共有することが出来るようになったと感じました。
 
 今後も、呑川とその周辺の浄化・環境などまちづくりの対策が、計画段階での市民参加により進められると共に、同様の仕組みが大田区に広がっていくことを望みます。

◆呑川の会の主な要望事項と質疑応答◆
1.西蒲田地区の河床構造の調査
   ヘドロの溜まっている西蒲田地区は、しゅんせつにより、河床が更に
  削られている恐れもある。まずは、現状把握して欲しい。
    区→検討中
    区民→早くして欲しい

2.親水階段の設置
   河床・水面まで降りられるようにして欲しい。
    区→豪雨による事故もあり、管理しきれるか不安。わんどのように水を
      引き込むなら・・・・。
    
3.呑川未改修区間の改修計画に対し東京都へ大田区から要望して欲しい
    未改修区間の東京都工事計画では、現在生息しているマハゼ・スミウキ
   ゴリ・マルタ・ウナギなどの生息が保証されない。また、それらをえさと
   するカワセミ・コサギ・カワウの生息の保証もない。
    ①呑川改修計画検討段階で、市民意見が反映される仕組みを作ること。
    ②最終的には工大橋まで魚が生息できる環境を目指すこと。
      区→環境考え整備しなければならない。都に法守り整備するよう
        伝えていきたい。
      区民→文書で具体的に意見して欲しい

4.臭気・水質測定と対策
      区民→排水溝での水質調査義務付けられているが守られていない
      区→区から都に出すよう言っているが都が困難であると回答          
      区民→ミネラルオーシャンまくのか
      区→現在のところ予定無い。 
    
5.呑川案内板設置
    呑川沿いをウォーキンする人たちにもわかる様に地域の歴史と呑川の
   関係がわかる案内板を設置して欲しい。
      区→地域歴史文化の象徴。市民にも(情報提供)協力願いたい。       
6.呑川を風の道に
    呑川を風の道として活用できるまちづくりをすすめて欲しい。


なかのひと