生ごみみリサイクル交流会に参加して

 古紙のリサイクルが進む中、生ごみの有効活用はいまひとつ進んでいまでん。この生ごみ処理のさまざまな取り組みについて、取り組んでいる当事者からの報告を受けました。

 家庭用生ごみ処理機を使った処理に取り組む自治体や処理機メーカー、処理後の肥化した土を使う農家などから報告。そして、微生物を利用した生ごみ処理の取り組みが報告されました。
 これらは、方法は異なりますが、生ごみを土にかえすという点では同じ発想です。たい肥化された土をかえす(利用できる)場所があれば問題はありませんが、そうでないと取り組むことが苦になる人もいるかもしれません。
 
 次に、横須賀市が現在、住友重機械工業株式会社と取り組んでいる、生ごみのメタンガス化が紹介されました。
 生ごみをメタンガス化するには、ごみの分別作業が必要になります。横須賀市では、それまでの、【燃せるごみ】【缶・びん】【不燃ごみ】の3つの区分から、【ペットボトル】【容器包装プラスティック】を新たに加えて収集を始めました。
 収集方法を大きく変更するため、住民への周知が重要であると捉え、実に1,200回、参加者62,000名の住民説明会を開催したそうです。

 結果、ごみ量全体で23%、焼却量で26%、埋立量で77%減少したということですから、苦労をして取り組んだ結果が充分に現れていると思います。

 123tの燃せるごみから、生ごみを選別し、メタンガス発酵させて、8,500N㎥のバイオガスを精製することが出来るそうです。
 これにより、実用化出来ると横須賀市のごみ収集車の燃料をこのバイオガスでまかなえるという試算が出ています。
 
 この【生ごみのバイオガス化】で、生ごみを資源として活用でき、結果、焼却量を約40%減少させることが出来るそうです。また、作り出されたバイオガスは、ディーゼルエンジンの車に比し、二酸化炭素77%、窒素酸化物10%、浮遊流物質ほぼ0の、排気ガスによる環境負荷の少ない燃料です。
 
 今後、安全性を確認したうえで、実用化に向ける計画になっています。

 人の食べ残しを畑のたい肥や家畜のえさにしていた時代から、生活をする場と食料を生産する場の離れてしまった現代になり、これまでごみではなかったものが、ごみとして、環境に付加を与えています。私たちの知恵と工夫と努力で、生ごみを、単に燃やしてしまうのではない処理方法を見つけ出していきましょう。