城南島スーパーエコタウン事業:食品リサイクル

 今回の都市計画審議会は、城南島のスーパーエコタウン事業として行なわれる食品リサイクル業者についての審議を行いました。
 
 平成18年から、年間の食品ゴミの排出量が100tを超える事業者に対し、その20%のリサイクルを求めることが、食品リサイクル法によって定められていることは、12月17日の活動報告にも書きました。現在、コンビニやファストフード、ホテルやレストランなど、対象となる事業者は、リサイクルの方法について検討しているところです。
 
 23区の燃えるゴミの37.4%は食品のゴミです。古紙、びん缶、ペットボトル・牛乳パック・発泡スチロールトレイ等のリサイクルが進められている中、現在、殆ど手のつけられていない食品のリサイクルが進むことは大変重要なことです。(勿論、食品ゴミを出さないことが一番重要ですが。)
 しかし、今回の食品リサイクル事業については、単なる搬入の過程での排気ガスの問題などの環境影響もさることながら、その内容について不安を感じました。

 今回の食品リサイクルは、食べ残しを豚や鶏のえさとして利用するというものです。
 食べ残しを家畜の飼料に有効に使用すること自体は、どこの農家でも家畜がいればしてきたことですから問題はないのですが、問題は、リサイクルされる食品ゴミの中に包装容器やゴミを入れるゴミ袋が含まれるということです。
 コンビニの売れ残ったお弁当やおにぎり、パンは、プラスティックの容器や袋に入っています。コンビニでは、人件費や場所の確保という問題があるため、容器と中味(食品)を分別することは出来ません。そのまま回収され、処理の過程で分離するものの、完全に取り除くことはできず、約2%混入したままで飼料の一部になる(他の原料と混ぜて飼料に)そうです。食品ゴミ加工の過程でプラスティックも一緒に加工することから、プラスティックを食べた豚や鶏を私たちが食べても安全なのか。また、餌に加工する過程で有害物質は発生しないのかといった餌の安全性についても不安があります。

 アメリカで狂牛病の牛が見つかりました。問題になっているBSEも餌の問題からスタートしています。
 
 食品のリサイクルには、他にエネルギーにしたり、肥料にするなど様々な技術が駆使されています。
 ホテルやレストランからの回収でしたら、容器から直接回収車に入れるなどの方法をとることで食品以外のものの混入を防ぐことが出来ますから、ゴミの状態によってリサイクルの方法を選択するのもひとつの解決策ではないかと考えます。大田市場に集まる食品(野菜や果物)のゴミなども飼料化に良いように思っていたのですが、今は、産地から包装されてくるのだそうです。そういえば、ほうれん草もねぎも透明なプラスティックフィルムでくるんでありました。
 リサイクルするには、容器の問題も考えていかなければいけません。