プラスチックの混入した生ごみから家畜のえさ

大田区の城南島に展開しているリサイクル施設の集積地スーパーエコタウン。
 そのなかの、食品リサイクル施設に見学に行きました。

 食品リサイクル法により食品廃棄物の年間排出量100トン以上の事業者は、平成18年度末までに、排出量の20%の削減が義務付けられました。
 目標が達成されないなど、再生利用等への取り組みが不十分な場合は、企業名の公表や罰金などの罰則が適用される厳しい内容になっています。

 こうした背景の下、食品のリサイクルをするための施設が大田区の城南島に稼動を始めたため、見学に行きました。

 食品リサイクルには、肥料化・飼料化・エネルギー化などの方法がありますが、それぞれに、特徴があります。

 ●肥料化:塩分、油分がある食品は堆肥として向かないため、加工食品の堆肥化は難しい。
 ●飼料化:食品が分別されていること。腐敗していないこと。
 ●エネルギー化:食品の分別もある程度の混入は許されるがコストが高い

 今回、見学したのは、豚や鶏のえさとして再生する飼料化施設とバイオマス発電を行うエネルギー化施設です。

【飼料化施設】
 飼料化施設では、事業者から食品残渣をパッカー車で回収し、24時間稼動の施設に搬入します。施設は、食品残渣が10㌧になると稼動します。
 ①パッカー車で搬入されたごみは、入れられているプラスチックの袋ごと破砕された後、廃食用油が混入されて60度で予備加熱されます。
 ②次に①をほとんど真空の状態で60度から徐々に温度をあげ120度にまで加熱し水分を蒸発させます。
 ③水分が蒸発した廃食品から油分を取り除きます。
 ④更に油分を取り除くためプレスします。
 ⑤プレスされ固まった廃食品を砕き粉末状にします。
 ⑥不純物を除去します。一定以下の大きさのものにするため、ふるいにかけると共に風でビニールなどを飛ばします。
 ⑦できあがった製品は配合飼料会社に売却されます