これだけ物価が上がるのに所得が増えないと、
なぜ、
税金安くしないのか、と思います。
大田区には税金が余って貯まっていますし、
その税金は日本全国地方交付税交付金をもらっている自治体にも貯まっているからです。
私たちは、少なくとも、住民税など地方税を払い過ぎているのです。
大田区長は住民税減税を止めさせた
それなのに
大田区長は、国が住民税減税しようとしたら、
市長会の声明に名を連ね、減税をやめさせてしまいました。
税金の壁問題は、物価に対応した減税議論だった
税金は、最低限の生活費にからはとらないのが、原則です。
国は、
物価が上がったので、基礎控除（非課税枠）を広げて、減税しようとしていました
これが、税金の壁問題です。
動いた所得税の壁、
動かなかった住民税の壁
ところが、動いたのは所得税の壁だけで、
住民税の壁が据え置かれたのはご存じでしょうか。
大田区長などが、税収が減るから、と国に働きかけて、止めさせてしまったのです
蒲蒲線をやりたいから
国の減税を止めさせた大田区長など
議会で質問したら、
蒲蒲線や羽田空港跡地開発の財源確保が理由と分かりました。
減税して、区民の生活を守るより、蒲蒲線をやることを優先したのです
私たちの最低限の生活費からも、税金をとられ、社会保障ではなく、蒲蒲線に使われるのです。
地方分権で、
社会保障のため、地方自治体に税収が集まる仕組みができました
今や
社会保障どころか、無くても暮らせる蒲蒲線のため、
生活に必要な最低限の所得からも税金を取って、蒲蒲線に使うと言うのです
みなさんが区長だったら
減税を止めさせますか？
私も
止めるのは、蒲蒲線だと思います
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さらに専門的な視点から
それでは、
所得税と住民税の基礎控除を上げれば
物価に収入が追い付かない中の税金問題は
十分でしょうか
税のブラケット問題
賃金より
物価高が進むと、
購買力から見た賃金は減る
税のブラケットと呼ばれている問題があります
賃金より物価高が進むと、
購買力から見た賃金は減る、と言う問題です
例えば
所得税は累進課税なので、物価が上がって、所得がわずかに増えても
テーブルが変わると、急に税率が高くなります
所得税の場合、例えば、
１９５万になると、５％から１０％
３３０万になると、１０％から２０％です
購買力からの手取りで見れば
物価高に不十分な賃上げだと
賃上げ以上に税金が高くなって、手取りが大幅に減ります
物価に収入が追い付かない現状に、
今の税制は、対応できていないのです
これは所得税に限ったことでなく
物価が上がっても、所得の上がり方が小さければ、
金額で、手取りが増えても、購買力から見たら、手取りは目減りし、
所得に占める税の負担割合もあがります
金額の手取りではなく、
購買力から見た質の手取りを
税や社会保険料を払った後の手取りを、金額でみて、多い少ないだけでは
判断できないということです
同じように税金を取られると、
手取り以上に物価が上がるので、購買力から見た手取りが減ってしまうのです。
１００万円の賃金で、
住民税率１０％
だと、
賃金１００万円
税金 １０万円
手取り９５万円
手取りは、９５万円になります。
物価が５％あがり、賃金が３％しか上がらないと
賃金は、１００万が１０３万円になり
税金は、 １０万円が、１０．３万円になりますので
手取りは、９２．７万円になります
ところが、購買力から見た手取りが、
９５万円×１．０５＝９９．７５になっていなければ、同じ生活水準を維持できません
金額の手取りではなく
購買力から見た手取り
手取りの多い少ないではなく
生活水準を維持できる手取りかどうかを、購買力から観なければいけないのです。
区長は、
区民の生活水準を落として
蒲蒲線を優先した
蒲蒲線は無くても暮らせる事業で、社会保障ではありません
区長は、区民の生活の質を落としてでも
蒲蒲線をやることを優先したのです
手取りの多い少ない、しか見ない政治が、
私たちの生活の水準を下げていきます。
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もっと知りたいあなたへ
わずかな、現金給付に騙されないように
しかも、
国に、減税を止めさせた大田区も、
大田区長など地方自治体の首長に言われて
あっさり、住民税減税を止めた国も、
お米券の配布や、
現金給付などと言っています。
それだけ聞けば、少し嬉しい気持ちになりますが、
減税を止めたことを知ると、
喜んではいられません。
財政規律を守らない国が
私たちの税負担を重くする
国は、財政規律より、経済成長のための投資や支出を躊躇せず行う
と言っています。
使って利益をあげる一部の投資家のためなら、
財政規律は乗り越えると言い始めているのです。
財政規律とは、ほかでもない、税金を負担する私たちのための規律です。
そこを乗り越えれば、負担は、大きくなるばかりです。
現金給付に騙されず、税負担が大きくなっていることに
声をあげなければ、なりません。
行政のお手盛りの情報では
政治は良くならない
こうした、
大切な肝心の政治情報が、私たちに、届かない時代になりました。
政治情報は、
執行している行政からのお手盛りの情報がほとんどで、
行政の都合の悪い情報が、届きにくいのです。
政治の課題のホントを知って
政治を良くしよう
区民のみなさまから選ばれた代表として
皆様と同じ視点で、
区政の課題のホントを明らかにし、区政をもっと良くします
政治の課題のホントを知らなければ、良くならないと思うからです。