議会で心がけていること の一つ、ボリューム感

議会で心がけていることの一つに、ボリューム感があります。
行政は、ずるい?ですから、なかなか数字を出しません。
良いことをやっていると聞くと、よさそうに聞こえますが、全体像から見ないと 不公平だったり、無駄な税金を使うことになったりします。
一人1円の無駄、不公平を見過ごし、 日本全体で1億円が、誰かのポケットに入って得する、 そんなことを想像すると、このボリューム感が、大切だと言うのを 分かっていただけるのではないでしょうか。
お金でなく、施策もそうです。
日本の主要な都市の気温上昇の要因の大半(2007年で約8割)は、温暖化ではなく ヒートアイランドが要因だと言う研究結果があります。
全体の2割、気温上昇で0.67°Cの要因となる二酸化炭素を半分減らして、0.34°Cの気温上昇を抑制できるという計算になりますが、
二酸化炭素排出量は、これだけお金をかけて取り組んでも、大田区でこの10年で16、4%削減。
去年からの1年では、2.8%です。
取り組んで、少しでも、環境影響を抑制することは、大切ですが、 全体の8割は、ノーマークというのは、どうでしょう。

それどころか、残り8割の都市化=ヒートアイランドの要因となる地表面をアスファルトやコンクリートで覆う人工被覆は、逆に進んでいますから、
ヒートアイランドに起因する気温上昇は、2.33°C(3.3°Cー0.67)は、
進んでいるかも知れません。

全体から見た、ボリューム感は、効率的で、バランスの良い施策になることもあるということです。

経済とのバランスを考えすぎて、
環境施策が後退してしまう、SDGsなどという切り口もありますが。

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