臨時会に付託されている議案など
今日は、臨時会です。
いま、臨時会の休憩中。
控室で、上程された議案や報告案件の点検をしています。
年度が変わり、議会内の役職決めとも位置付けられている臨時会ですが、さすがに何も議案無く、議長決めのためというのも格好悪いので、議案を用意するのだという大田区職員の発言を聞いたことがあります。
真偽のほどはともかく、清掃車両=プレス車の購入などの議案が目立つのがこの年度最初の臨時会ですが、今回は、「子ども子育て支援会議を設置するための条例が上程され、他は、契約案件の金額変更や、損害賠償額支払いなどの専決処分案件の報告です。
1⃣子ども子育て支援会議条例
子ども子育て支援法に基づき、努力義務となっている合議制の期間を設置するものです。
法律の条文には、教育保育施設などの利用定員の設定や、子ども子育て支援施策推進に関わる事業を推進するため計画を作る、とされていますが、条例には、目的も明記されていません。
特に、子どもに関わる会議は、このほかにも、地域保険福祉計画策定のための、地域保険福祉計画推進会議などあ、類似する会議体はこれまでもありましたが、会議体をたくさん作り、計画を策定したとしても、その目的を明確にしなければ、子育て環境は改善されません。
地域保険福祉計画は厚生労働省。子ども子育て会議は内閣府。縦割り行政により、制度や仕組みはいじられるが、子育て環境は一向に改善されないのであれば、無駄なことです。
大田区は、国の法律に書いてあるからと目的の条文もなく、23区中16区が条例を設置するからという横並び意識で新たな会議を作って、これまでの地域福祉保険計画策定する地域保健福祉計画推進会議における計画策定と何が変わるでしょうか。
2⃣土地の収容に関わる和解の専決処分
3⃣損害賠償額決定に係る専決処分
・庁有車による人身事故
・大田区の植栽が駐車車両を損傷させた
・区が設置したバリケードの転倒による接触
・ごみ収集車の車両・物品損傷・人身事故
・中学校から飛び出したボールによる損傷事故
など
4⃣工事契約の金額変更専決処分
・下水道工事
2億8980万円⇒2億9284万5000円
1億6380万円⇒1億6584万7500円
*図面の控えと実態が異なり、敷地=私有地から公道へ出る下水管の数が違っていることによる増額
・嶺町小学校の雨水貯留槽内防水仕様変更
15億7080万円⇒15億7143億円
・区営住宅 空地砂ぼこり飛散対策のため龍の髭を約300平米に植えるため
1億5225万円⇒1億5706万9500円
・嶺町小学校の給食調理室排気ファン位置変更
1億5414万円⇒1億5700万6500円
・嶺町小学校の雨水貯留槽への流水経路設計変更
3億6855万円⇒3億7214万1000円
5⃣民事訴訟の提起に係る専決処分
区営住宅滞納に関わる訴訟