ヒトモノカネを東京都に集めた一極集中で、都民の暮らしは豊かにならない
2011年(平成23年)度の東京都の財政規模が一般会計・特別会計・公営企業会計合わせておよそ11兆1千億円。
それが、今年2020年の予算で15兆4千億円ですから、この10年弱で、財政規模が約4割アップになっているのはご存知でしょうか。
東京一極集中で東京都にヒトモノカネが集まっていますが、東京都の役割は相対的に減っていて、自由に使える財源は東京都に集中しています。
これが、オリンピックや築地の移転、臨海部の開発や都市再開発に使われているのですね。
コロナで私たちの社会基盤が、思った以上にもろかったことが明らかになりました。
何かあってもセイフティーネットは機能しなくて、やっぱり、私たちは、自己責任で走り続けなければならなかった。
何のための一極集中だったか、
集めた税金は誰のために使われているのか、
政治はこの間、誰のための経済政策をやってきたのか。
働く私たちではなくて、私たちを働かせて、投資利益を稼ぐ、一部の大資本、グローバル資本のための政治を行ってきたのですね。
そのうえ、国家戦略特区で、法律をつくる権限を一部の大臣と有識者にあたえ、法律変えて民泊、都市再開発、などスピーディーに稼ぐ仕組みを作ってきました。
それだけで終わらず、今度は国家戦略特区法を変えて、企業に行政情報を見られるようにして、事業立案、執行まで、企業にやらせて大臣と有識者が決められるようにしています。
形式的な住民合意ですね。
東京都は国家戦略特区で、小池現都知事は、推進してきましたから、これにSTOPをかけられる都知事が必要だと思いますが、再選されてしまいました。
テレビも新聞もインターネットもメディアの多くを支えるのは、企業です。
企業利益に不利になる情報は、なかなか私たちの目にふれることがありません。
政治の事実をさらにみえにくくしています。
自治体の一つ一つの出来事や、計画、事業、などから気づいた問題について、引き続き発信していきます。