犬にマイクロチップを埋め込んで管理が始まる向こうで準備している世界

これまで、犬の登録の際に、自治体が発行していた鑑札にかわり、マイクロチップで登録、管理するよう法律が変わりました。

これによって、獣医師さんで作られる団体が、登録や管理を行うようになります。

東日本大震災などで、ペットと離れ離れになってしまったことなどもあって、マクロチップでの管理になったようですが、生き物にマイクロチップを埋め込んで、行政や民間が、位置情報などをデータ管理することは、あってはならないことだと思います。

外国では、人にICチップを埋め込んでいる事例があるそうです。

日本では、内閣府のHPには、ムーンショット目標には、人間の脳波から言葉や行動を解読しようとしていることが書かれています。
個人情報管理も、人体の内側にまで入り込んでこようとしているということで、まるでSF小説のようです。

先日の、カラスやハトへの餌やりから生じる鳴き声や糞などの迷惑を罰金で規制しようというのもそうですが、本来なら、倫理や哲学など、大きな議論になってよい問題だと思いますが、乗り越えてはならない自然の摂理をいとも簡単に乗り越えようとしているように感じます。

大変なことが起きていると思います。

大田区議会では、私以外全員賛成でした。
みなさんは、どうお考えになりますか。

以下は条例改正への反対討論です。

 

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第15号議案大田区手数料条例の一部を改正する条例について反対の立場から討論いたします。

この条例は、これまで大田区が管理していた飼い犬の登録と鑑札の交付に際して手数料を徴収していたのが、マイクロチップを鑑札と見なし、その装着が義務化されたことで、大田区が手数料徴収しなくなったため、徴収しないこととする条例改正です。

マイクロチップの装着は獣医で構成する団体が行い、マイクロチップの手数料徴収やマイクロチップによる情報管理はこの団体が行い、登録された情報は、各自治体分がこの団体から各自治体に送られてくるそうです。

動物にマイクロチップを埋め込み、民間の獣医の団体が管理する事になりますが、生き物に埋め込んだマイクロチップで行政や民間が位置情報やデータ管理することを前提としている制度で、あってはならないことだと思います。国の法改正ですが、反対です。

現在、すでに、スウェーデン、ドイツ、アメリカなどでは、ICチップを埋め込んでいる人がいるという少し前記事を見つけました。

生き物の体にマイクロチップを埋め込むことを可能にしていると、次は人間もそうなるのではないかと心配になります。

特に、内閣府のムーンショット計画の研究開発プロジェクトムーンショット目標1には

「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」とありますし、

その中の「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」というプロジェクトでは、

「⼈の意図が推定できれば、思い通りに操作できる究極のCAサイバーアバターが可能になります。推定には脳活動の内部だけでなく脳表⾯情報や他⼈とのインタラクション情報も重要な⼿がかりになります。これらをAI技術で統合し、ブレインマシンインタフェース(BMI)機能を持つCA(BMI-CA)を倫理的課題を考慮して解決します」

とあります。

利用者が頭に思い浮かべた言葉や行動を高精度に解読できる、

頭皮表面の脳波から言葉や行動を解読

とも書かれていて、将来は人間の脳波から言葉や行動を解読しようとしていることがわかります。

私たちの常識とはかけ離れたことを、住民や国民にきちんと説明せずに進めていることとの関係性を考えると、大きな流れでペットの管理にマイクロチップを使うことが、人間の脳波から言葉や行動を解読する事につながる可能性が否定できず、これも国の制度ですが、それに伴う条例改正であり警鐘をならし反対の意思表明をいたします。