正義の無い時代の新自由主義 地方分権、特区、サンドボックス

以前は、国民の代表である議会が法令を作り、行政がその法令を遵守し執行していましたが、今は、行政自ら規制を変え、超える時代になっています。

規制緩和が良しとされ、地方分権で地方自治体の裁量権が広がり、国家戦略特区で、内閣総理大臣など数名の行政のトップと企業利益の代表者が、この国のルールを変える大きな権限を持つようになりました。企業利益、つまりは投資家の利益のために日本の仕組みが作られているように見えるのです。新自由主義です。

そのうえ、「サンドボックス」という制度は、手続きさえ見えないままに、「安全に配慮したら」などの曖昧な要件で、規制を乗り超えさせる仕組みです。
規制のサンドボックス制度の基本方針
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/underlyinglaw/basicpolicy.pdf

この国の何が良くて、何が悪いのか。正義はどこにあるのでしょう。