大深度地下について利害関係者への説明不足のJR東海、国も認めて、期間を過ぎた意見も配慮、
リニア中央新幹線の大深度地下利用にかかわり、地下を「土地収用」するのに、JR東海が、上に住む住民に知らせていないことが明らかになり、意見受付期間が延長されました。
締め切り、5月23日が5月30日に
市民団体が、大田区と世田谷区全地域のリニア直上の対象住民に、リニアの計画路上にあること、説明会、意見募集していることをポスティングでお伝えしたところ、
5月17日に世田谷区立奥沢小学校で開催された説明会には、チラシを見た住民が集まり、200人はいる会場がいっぱいで入れなくなったそうです。
私は大阪都構想の学習会に講師で呼ばれたため、参加できませんでしたが、
会場でも知らせなかったJR東海に対する住民の怒りは大きく、紛糾したようです。
その結果、JR東海の怠慢に対する住民の指摘で、
◆JR東海
JR東海が、昨5月21日リニア計画経路の大深度地下の直上の住民に全戸チラシを配布しました。
遅すぎる感はありますが、説明不足と怠慢を認めた形になりました。
◆国交省、東京都、大田区
国、東京都、大田区も、JR東海の説明不足を認めた形で、31日までについた意見を受け付けると連絡をいただきました。
奈須りえは、意見募集期間が延長になったことをホームページに掲載せよ、と要望しましたが、法で二週間と決まっていることを破るわけにはいかないということで、「意見を受け付ける」という約束に止まっています。
◆国交省
さらに、国交省は、公述会を開催すると言っています。
6月くらいだそうで、私のところに新聞に掲載するので、掲載したら連絡するよう要望しました。
いま、国、都、大田区が、JR東海の周知の不備について、住民と同じ考えでいてくれています。
JR東海は、個人の財産を収容=強制的に没収する、のですから、正々堂々、必要な事業で、環境影響や安全に問題ないことを、説明すべきです。
リニア市民ネットでは、リニアの問題について弁護士を呼んで学習会を行います。
リニアの環境への影響や法的諸問題について最新情報を共有します。
講師:横山弁護士
日時:6月10日13時半~16時
場所:ラズ大森大集会室 JR大森駅東口から徒歩3分
主催:リニア市民ネット東京
参加費:500円
連絡先 かけひ 042(676)7478
なす 03(6303)8671