調べて考えたい 障がい者の駐車料金の違いはどこからくるの? 大井町きゅりあんの駐車場は無料 蒲田アプリコ駐車場は1/2

車いすの方から、品川区と大田区の駐車場料金が違うとご指摘をいただきました。品川区大井町きゅりあんの駐車場は障がい者は無料ですが、大田区の蒲田アプリコの駐車場は半額です。

なぜ、この違いがあるのか、今、大田区に調べてもらっているところです。

両者ともに、再開発でできた施設で、土地の一部は、公の土地です。

また、きゅりあんも、アプリコも、駐車場の管理運営は、民間企業にゆだねていますが、手法は違います。

細かい費用負担や、条件をみないと、どちらが区民にとって良いかすぐに判断はできませんが、

・無料と半額の違いがどこからくるか、
・区民の税金や、区民が払った駐車料金が、どう使われているのか

は、とても大切なことだと思います。

大田区に調べてもらった結果は、またご報告します。

区民の皆さんも一緒に考えていただければと思います。

 

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末尾に、現状の料金等を、大田区と品川区のHPから掲載します。

 

大田区では、アプリコの駐車場の管理運営は、指定管理者制度の利用料金制という手法を採用しています。

施設は大田区のもので、管理する駐車場運営業者は、大田区に地代賃料を支払うことなく、そこから得た駐車料金を収入として計上しています。

一方、品川区のきゅりあんの駐車場は、株式会社品川区都市整備公社という品川区の外郭団体と、民間企業で管理していて、実際の運営は、大田区同様、駐車場管理業者にまかせているそうです。

品川区は、無料にした障がい者や区民利用分を、駐車場管理業者からの請求に基づき支払っているそうです。

 

ここだけ比べると、大田区の場合、障がい者が払う駐車料金が、半額とはいえ、駐車場管理業者の収入になり、それが収益につながっている構図です。

以下、
アプリコときゅりあんの駐車場の料金についての説明です。

 

アプリコ

 

利用料金

料金表
時間 料金
30分ごと (4時間半まで) 【注釈1】 200円
駐車後24時間まで 最大1,800円

注釈1:当日午前7時から午後11時に限る。

身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳、療育手帳をお持ちの方は5割引です。料金精算前に駐車場管理室へお申し出ください。

回数券、定期利用もございます。ご利用ください。

 

きゅりあん

 

●駐車場について
商業施設と共用のため、土・日・祝日は特に混雑します。なるべく電車・バス等公共機関をご利用ください。
会館周辺道路は狭いため、近隣のご迷惑となりますので駐停車ができません。ご注意ください。
・利用時間 午前8時半~午後11時
・利用料金 30分 220円
※身体障害者手帳、精神障害者手帳、愛の手帳(療育手帳)をお持ちの方は駐車場利用料金が無料になります。精算前に、きゅりあん2階受付または地下1階防災センターにお申し出ください。障がい者専用スペースご希望の場合は、入庫の際に駐車場係員にお申し出ください。混雑時にはご案内できかねることがあります。