区長が代わったら、1.55倍の公共施設整備費 算出根拠を開示請求したら、 期間を最大限60日延長して、出たのは10枚の黒塗り文書
区長が代わったら今後10年の公共施設の改築改修見込みが1.55倍も増えました。
理由は、物価の高騰と説明されましたが、5割も増えるのは納得できなかったので、算出根拠を開示請求しました。
開示された文書は、黒塗りで、私が知りたかった5割も予算が増えた理由を知ることはできませんでした。
大田区は、前の見込みと今回の計画の対象施設は、変わっていないと言っています。
物価に連動しているなら、だいたい一律に増えている思うのですが、最初の6年まで、特に5年間、大幅に増えています。
平均すれば、今後10年、135億円平均が、210億円平均ということですが、こうやって比較すると、今後5~6年、k労協施設建設費を2倍以上使うことになります。
あと、5~6年で基金を使いつくそうということでしょうか?
開示請求したのは7月3日。
大田区は、14日以内に開示すべきですが、60日延長し、ようやく、今日、開示されました。
出てきた文書は、以下の内訳を黒塗りし延々10枚。
内訳を黒塗りするだけなら、なぜ、最大期間延長したのでしょう。
やむを得ない理由があるとき、60日まで延長できますが、この文書を開示するのに、60日も必要だったのでしょうか。
仮に、この黒塗り部分が公開されたとしても、もとの計画の根拠も施設も公開されていません。
施設名は、公開できないのだそうです。
そもそも、公共施設整備計画を策定することに意味があるでしょうか。
老朽化のデータを把握し、適正な管理をしながら
財政状況や、その時々の施策の優先順位を念頭に、改築するので良いのではないでしょうか。
計画をつくることで、適正感をだしているようで、ブラックボックスで、知りたいことは何も知ることができません。
それどころか、いったん計画をつくれば、それがお墨付きになって、建て替えに向かって、住民への説明や準備も可能でになってしまいます。
今後10年、2倍以上増やした公共施設整備費。
財源は、この間税金を余らせ貯めた、1300億円(2022年度決算)の基金ではないでしょうか。
政治は、税金の使い方は、住民から、こんなにもかけ離れたところで決められている、ということです。