重なる「羽田新飛行ルート」と「オスプレイの飛行訓練ルート」

新飛行ルートとオスプレイの飛行訓練ルートが重なっているのではないか?と気づき、防衛ジャーナリストの半田滋さんに講演していただきました。

半田さんの資料を拝見すると、ちょうど重なっているように思えます。

半田さんの資料より↓

B滑走路北向き離陸の荒川沿いを北上するルートが、木更津から相馬が原演習場(群馬県)や関山演習場(新潟県)に向かう東側のルートに重なるのです。

大田区と締結していた覚書の「神奈川都心北上ルートは設定しない」という文言も削除され、新ルートに関係ないのだから、残すべきだと主張していたのですが、木更津を飛び立ったオスプレイの西側のルートが、まさに、この「神奈川都心北上ルート」だということがわかりました。

 

以下は、2月28日のこのことに関する奈須りえのレポートです。

https://blog.goo.ne.jp/nasrie/e/8d168ca95bb350926ac85d2e2cddd4de


 
経済の問題として始まった羽田新ルートですが、昨年NHKが報道した
 
「オスプレイ 木更津に配備開始 首都圏上空も飛行想定」
 
を読むと、
 
木更津駐屯地に暫定配備されたオスプレイが、
本格的に訓練を始めると、首都圏や関東周辺の上空でも
飛行することが想定されています。
 
とありますから、どうも羽田新ルートは、経済問題だけでも
なさそうです。
 
さらに細かく読むと、
 
このうち、群馬県の相馬原演習場への飛行ルートでは、
▼東京湾沿いを飛行して江戸川から荒川沿いに北上するルートや、
▼東京湾から横浜を経由して北上するルートがあり、
首都圏の上空を飛行することが想定されています。
 
実は、昨年3月に議会質問して「羽田飛行ルート変更で大田区との覚書に「神奈川都心北上ルートを設定しない」を入れなかったことで、さらなるルート拡大の心配」という報告をしています。

まさに、新ルートのポイントが、この昨年秋のNHKの記事と
重なるのです。
このあたりを防衛の専門家、半田さんに伺ってみようと思います。