大田区立小学校の温暖化対策

入り新井第四小学校の壁面緑化をみて

大田区立小中学校では、昨年のから屋上緑化・壁面緑化を行っています。
 暑さもピークを迎えた先日、昨年壁面緑化を行った小学校をみにいってきました。

入新井第四小学校は、全天候型の校庭のため、土の校庭の学校に比べても気温が高くなりがちです。

 壁面緑化を行っているのは、校舎の南側、幅約2mを二箇所。3階まで届くように校舎の壁から50cmほど離してつる性の植物が這うよう網を施工してあります。
 
 植えられていたのは、「トケイソウ」「ムベ」「テイカカズラ」などの常緑樹。

 屋上緑化・壁面緑化は、大田区立全小中学校の冷房設置に伴いスタートした温暖化対策のひとつですが、校舎の壁にフェンスを設置し、自動水やり装置をつけるなど費用はかけていますが、温暖化対策として十分とは言えないものでした。

 入新井第四小学校では、校庭を囲む校舎の一部でアサガオを使って、緑のカーテンを作っていましたが、常緑樹ではなく、こうした夏の間葉を茂らせる植物を利用して日差しをさえぎり、加えて葉から出される水蒸気による気化熱で涼しい風を送るほうがコストも抑えられ、効果も期待できるのではないかと思いながら、学校をあとにしました。