参加議員は、6名。NPOからは、7名が参加し、密度の高い懇談を行うことができました。
「男女平等推進センター(エセナおおた)」は、区民の自主運営になってから、活動が活発になり、特に、「NPO法人男女共同参画おおた」の企画・運営は、非常に高い評価を得ています。
「行列のできる講座の作り方」については、以前も取り上げたことがありますが、男女共同参画担当大臣をはじめ、自治体やNPOなどの視察も非常に多く、全国的にも注目されている施設です。
NPOの皆さんは、定員割れの講座は税金の無駄遣い、手にとってもらえないチラシは資源の無駄ととらえて、男女平等推進活動をしています。
当日いただいた資料の、講座の定員に対する参加者数からも、その成果が現れていることがよくわかります。
「NPO男女共同参画おおた」の課題の一つは、人材の育成だそうです。
これは、ほとんどの市民活動グループの抱える問題のひとつでもあります。
自己実現の場を求め、エセナおおたに可能性を見出して訪れる区民は少なくありませんが、継続的なボランティア活動(無償ボランティア)を区民に求めることも容易ではなくなってきています。
「男女平等推進センター(エセナおおた)」の運営は、区民のボランティアに頼っているため、共感して活動を始めても交通費程度しか支給されません。
エセナ大田の運営を完全にボランティア区民に頼っていくのか、そこに専門性や継続性の必要を認め、有償スタッフを配置するのか検討していく必要があります。
4月28日には、講師オーディションを企画したそうですが、反響は非常に大きく、遠くからの応募もあったと聞いています。影で支えるボランティアスタッフよりも、自己実現を可能にする講師デビューのような活動を目指す区民が増えているのではないかと感じています。