アプリコ大ホールにおいて、大田区議会の全議員による「平和祈念コンサート実行委員会」主催、第3回平和祈念コンサートが行われました。
演奏中は、席をとってあったのですが、結局、お手伝いもあり、生ではなく、会場の外のモニターを見ながら演奏を聴くことになりましたが、その分、JAHDSのスタッフから、活動の様子をうかがうことが出来ました。
特に、JAHDSの活動の姿勢や、JAHDSが地雷除去をする地域の選び方が印象に残りました。
・活動の姿勢
JAHDSは、単なる資金や物の援助だけをするのではなく、地域のNGOと共に活動をしています。
また、地域の人材を育成することに重点をおいていて、現地の方に地雷除去の研修を受けていただくと共に、地雷除去の技術を身につけた現地の方達が、別の方に伝えることに期待をしています。
実際には、タイの軍に地雷除去の研修を任せ、地雷除去の作業現場で働いていただくのですが、これらの方達にも、きちんと賃金を支払っています。
・地域の選び方
対人地雷は、いたるところに放置されていますので、どの地域の地雷除去を優先するか、順位を付けなくてはなりません。
現在行っていますクメール遺跡周辺の地雷除去も、遺跡の文化的価値と共に、地雷除去終了後に、この地が観光地として自立・発展して行くことが出来るということから選ばれています。
JAHDSの今回のこのクメール遺跡周辺の地雷除去には、1億数千万円の費用がかかるそうです。この必要な費用は、政府からの助成や企業の寄付に加え、このコンサートの収益や募金で賄われています。
本日は、お忙しい中、コンサートにお越し下さり、本当にありがとうございました。来年も、また、このチャリティーコンサートでお目にかかりましょう。