私自身、今、一番といっていいほど興味を持っているので、話がそこに近づくと、無理やりこじつけてしまうようなところがあるのかもしれません。
以前から、企業は、経済的活動を通じて、製品やサービスの提供、雇用の創出や税金の納付といった「社会的責任」を果たしてきていますが、こうした従来からの社会的責任から、環境への取り組みや法令遵守(コンプライアンス)などへと広がりをみせています。
容器包装リサイクル法改正の流れも、大きな流れの中では、企業の環境問題に対する責任を明らかにするための改正としてとらえることが出来ます。
消費者保護基本法改正の動きも、これまで、保護される立場であった消費者から、自立した存在としてとらえると同時に、企業のコンプライアンス経営の必要性を求めるための法改正であるといえます。
現在、CSRの標準化が試みられています。一部、標準化に否定的な動きもありますが、今後、分権化が進んでいく中、地方自治体が、市民・NPOと共に企業とのパートナーシップをとっていくためには、CSRの標準化は、重要な指標になっていくと考えます。
一律の数値化による評価は、CSRを画一的なものにしかねないため、今後の標準化に注目していきたいと思います。