4月15日から4月21日までの間、各候補者、それぞれ選挙活動を行ないます。
みなさんは、何を基準に投票なさいますか?
政党・政策・人柄、それとも頼まれたから?でしょうか。
区市町村の議員は、都道府県議員や国会議員に対し下に見られがちです。また、例えば、大田区議会でも、50人の定数に対し、候補者が70名程度。おおぜいの中から選ばなくてはならないため、各候補者の違いが見えにくくなります。
しかし、地域の政治は、非常に重要な役割を担っています。また、地方分権が進められていいるなか、更に地方政治がきちんと機能するか否かによって、地域の暮らしが大きく左右される時代に入っています。
地方分権が推進されたのは、『ゆとりと豊かさを実感できる社会』を実現することであり、それは、日本社会の目標が『成長優先』から『生活重視』へと転換することを意味していた」と神野直彦 東京大学大学院教授の言葉があります。
高齢者・子育て支援・環境・教育・障がい者・産業政策とそれに伴う雇用・・・どれも、国が大きな枠組みを作りますが、それを地域性にあわせ、地域のニーズに応じて地域住民が暮らしやすい制度になるよう政策を作るのは地方政治の役割です。
当然のことである地方財政の自立にばかり焦点が当てられ、本来の目的を曖昧にすることがあってはなりません。
行政や政治家(地方議員)が、健全な財政運営に取り組むことは当然のことです。民間の企業が、財務内容を改善させるだけで、提供するサービスや製品の質の改善に取り組まないことがあるでしょうか。
しかし、現実には、例えば、私が議員になってからの四年間をみていると、大田区政においては、財政的な側面をことさらに強調する傾向があり、本来の区民サービス向上についての積極的な取り組みが行なわれてきていません。
国の制度、施策をそのまま執行している大田区の現状では私たちのくらしはよくなりません。
これからの7日間、街頭演説、大田区の議会記録、映像での議会中継、各候補者のHPなどを聞いたり見たり、或いは、直接候補者の事務所に連絡することで、各候補者の情報を集めることができます。
1票を大切に!