品川大田世田谷リニア大深度シールドトンネル本格着工はあるか
昨日、リニアシールドトンネル工事が止まっていることについての説明会がありました。
説明会は、シールドトンネル工事の調査が止まっているため行われたものですが、リニア中央新幹線やリニア技術など、今回の説明とは関係ない説明がほとんどでした。
結果、最も重要な、品川工区の大深度シールドトンネル工事が、なぜ止まっているかの説明が、埋没していました。
説明をうかがってわかったのですが、
昨年、工事が遅れて工事事務所に行った時、
・シールドマシンが効率的に動いていないことが判明していながら、そのことについて触れなかったこと
・効率的に動いていないにも関わらず、原因を長期間放置していたこと
でした。
不具合を放置し、原因究明していなかった、ということです。
これで、安全な工事を任せられるでしょうか。
一方で、
これだけ社会的に注目されている大事故を起こした後の事業ですが、
あまりに対応がずさんで、本気で、シールドトンネル工事の安全を確保し、鉄道開通を目指しているのか、疑問を持ちます。
3兆円の財政投融資は、今回の物価高騰のずーっと前の2017年に完了しています。
3兆円うけながら、工事はほとんど進んでいませんから、何に使っているのでしょう。
財政投融資は、30年元金返済不要で、0.8%の利子だけ払えば良い条件です。
今も貨幣価値は下がっています。
30年後の3兆円は、どれほどの貨幣価値でしょうか。