①搬入された廃食品は、受け入れ段階で内容をチェックし、リサイクルに向かない食品は清掃工場へ持ち込まれます。
②受け入れられた廃食品は破砕の後、選別機にかけられ、不適物が取り除かれます。
③メタン発酵が行われ、でてきたメタンガスを利用して発電をします。
④電力の4割は施設の稼動のために利用され、残りの6割が売電されます。
共に廃食品をリサイクルする施設ですが、飼料化施設は、分別のきちんとされている食品に適しており、バイオエネルギー化施設は、ある程度の混入は許容できることを売りにしています。
処理費用は、清掃工場なら12.5円/㌔。飼料化施設なら23円/㌔。バイオエネルギーだと35円/㌔。
法律で定められているからごみの20%は12.5円ではなくて、23円で処理しよう。分けるのが面倒だから35円払おうという図式も見え隠れします。
私たちは、えさならとかベバイオエネルギーならなどとリサイクルの内容でみてきましたが、現場の認識は、廃棄物の処理を行っていて、たまたまその結果として有価物がでてきているというのが率直なところではないでしょうか。