議会質問の際の資料配布について、不要とする大田区議会議長・判断を避ける大田区議会(議会運営員会)

これまで、議会活動において、必要ある時には資料を配布し、発言の主旨においてより理解を深め、活発な議論へとつなげるよう努めてきました。
ところが、第三回定例会一般質問の際に、資料配布を求めたところ、それを判断する議会運営委員会では決めることを避け、議長に一任。一任された議長は、不可能であると判断しました。
議会改革を標榜する大田区議会ですが、資料配布を不要とする判断をみなさんはどのようにお考えになりますか。


 

これまで、議会質問において必要あると考えた時には、議会質問に関り、その背景、根拠となる資料を配布してきました。
資料は、議場にいる議員と区長、副区長始めとした大田区側に配布され、傍聴者には配布されませんし、議事録にも掲載されません。それでも、私の発言の主旨について、議論する場にいる出席者に少しでも理解を深め、活発な議論につなげたいという思いから、分かり易い質問のための資料配布を心がけてきました。

議会運営員会に諮り、可能であるという判断のもと、資料配布を行った実績がありますが、ここ数回は、議会運営員会に諮るタイミングを逸したため、個人的に資料を用意し、議員・職員に配布する形をとってきました。
今回、議会運営委員会に諮ったところ、共産党は資料配布に肯定的でしたが、公明党は否定的。そして、自民党、民主党は発言無く、最終的には、議会運営員会としての判断を避け、議長一任となりました。
本日、議会事務局より、「過去に認めた資料配布は、その時限りのものであり、その後全ての資料配布を認めるものではない」という議長の判断とともに、個人的に各議員・区長はじめ大田区側に配るよう告げられました。

ちなみに、議場における、参考資料(=パネル・写真・パンフレット等々)の使用は、これまでも認められてきており、それと、今回配布する資料の違いについても、一切言及されませんでした。
また、委員会において、大田区からの報告事項は、資料配布が原則であり、口頭による報告の際には、できる限り書面で報告するよう委員長等から指摘されることがあります。
一方で、こうした運用を行いながら、今回の私の申し出を受け入れなかった大田区議会の判断は理解に苦しむところで、大田区議会の議会改革の道のりは長いと感じます。ため息。

みなさんは、どう考えられますか?
個人的配布でも配布されればよいと思われるでしょうか。