日韓市民社会フォーラムに参加して

It’s a small world!

 日韓市民社会フォーラム参加のため成田空港について驚いたのは、新人OL時代の上司が参加者の一人だったこと。

 環境監査研究会代表幹事の後藤俊彦さんは、私が東京海上火災保険㈱(=今は東京海上日動)に入社した当時の課長。現在は、広く環境問題に取り組んでいて、容器包装リサイクル法やCSRなど、私が追いかけているテーマの専門家だったりする。

 昨年、大田区の区議会で視察に行った際にも、テーマ等々では、相談にのっていただき大変お世話になった。
 
 まさか、私がこうなるとは後藤さんも思っていらっしゃらないだろうが、私も、仕事を離れたあとこのようにして後藤さんと出会うとは世間はなんと狭いものか。

 他、フォーラム参加者には、法政大学の江橋崇教授、同じく廣瀬克哉教授(同じ分科会でした)、市民立法機構の須田春海氏、他、情報公開クリアリングハウスやチャータースクール推進センターなど様々な活動をしている個人NPOなど日本からの参加者は総勢51名。

 崔相龍 高麗大学教授「東北アジア平和構築のための韓日市民社会の課題」と江橋崇 法政大学教授「市民憲法制定と東北アジア平和」の全体講演で、東北アジアにおける平和は、市民社会がリードし構築していかなければならないことが再度確認された。

 今回で3回目になるフォーラムにおいて、初めて中国から参加があり「中国の市民社会の現状と特徴」について清華大学の王名教授より中国のNPO等の活動が報告された。

 東北アジアの平和には、当然中国の参加は欠かせないものであり、今回の参加は今後の東北アジアの平和構築をリードしていこうとしている日韓市民社会フォーラムが日中韓に広がる確信を与える記念すべきフォーラムとなった。