生活展「考えよう環境 守ろう暮らしの安心・」【生活センター】

環境に負荷をかけないチャレンジ:都立つばさ高校

 消費者団体の活動の場である生活センターの「生活展」に行きました。
 
 今年のテーマにも象徴されるように、環境の問題を取り上げる団体が目に付きました。
 
 せせらぎ公園を中心に活動している団体は、実際に稲を育てることを通じ環境の問題を子どもたちとともに共有していました。
 
 特に印象に残ったのは、都立つばさ高校です。つばさ高校ではISO14001を取得し、環境教育・ごみ削減・省エネルギーに取り組んでいます。
 
 教室にゴミ箱を置かず、細かく分けて設置されている資源ボックスに分別を促すようにしています。その結果、ごみが大幅に削減されたそうです。
 
 生活者ネットワークの政策のひとつに、50:50(フィフティーフィフティー)があります。これは、学校などで省エネルギーに取り組み、省エネルギーによって削減されたコストのうちの1/2を、削減した学校などが財源として使えようにすることで、エネルギー削減のインセンティブを働かせ、かつ経費削減、省エネルギーを達成しようと言う取り組みです。
   
 つばさ高校でも現在、この、50:50(フィフティーフィフティー)を東京都に申請しているそうです。

 細かい分別と啓蒙活動により、ごみは減ってきているものの、資源(ペットボトル)などは増えていて、それらをどのように削減していくのかが今後の課題であるとうかがいました。
 そうした意味では、容器包装リサイクル法の拡大生産者責任をきちんとごみ処理とリサイクルの仕組みの中に根付かせていくことが何よりも重要です。
 
 つばさ高校では、次への取り組みとして、コンビニ・スーパーの「レジ袋、要りませんキャンペーン」を行っていくことを考えています。
 
 つばさ高校のISO委員会の発行している新聞の名前が『USO8000(嘘八百)』なんともしゃれっ気のあるタイトルですが、その5号にこんなセンター試験の問題が掲載されていました。
 挑戦してみて下さい。

 店員:Do you need (  ) bag?
    レジ袋いりますか?
 つばさ生:No, thank you! I have my bag。
    いいえ、マイバッグがあります!

 私も、生活展でマイバッグを買って来ました(二つ目の)!!