大田区立保育園0・1・2歳定員、来年4月よりさらに60名増えます

 9月26日に私の提案により保育園0.1.2.歳時の定員が増加したと報告しましたが、来年4月からさらに60名程度増えます。

 11月からの定員増は、職員増無しに可能なところですが、来年4月からの定員増は、職員増で対応します。

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 気になるのは、今回、定員を増やした保育園の3歳以降の定員は、定員増に対応できてるのかどうか。

 当然、3歳になったら定員枠を超えたのでやめてくださいということはありえないはずですが、だとするならば3歳以降の定員は、増やしやすいということ。

 3歳以降は、一人当たり基準面積が、0.1.2歳に比べ狭いうえ、遊戯室など定員に参入していない部屋もあり、フレキシブルに対応できるということだと思います。

 一方で、今、課題になっていることの一つが、保育ママで2歳まで対応した方が3歳になった時の受け入れ園。

 私は、2つの方法があると考えています。

【幼稚園で対応する】
 預かり保育を充実させるなどして、幼稚園でも受け入れられる体制を整える。 

【認可保育園に品川などで行っている予約制を導入する】
 一方で、区立認可保育園も、3.4.5.歳児には、余裕がある園もあり、保育ママで増える3.4.5歳児のニーズを、区立認可保育園が担う。ただし、単に定員を増やせば、保育ママから認可園に移行する際に、入園枠がなくなる可能性があるため、予約制を導入するというのはどうか。(品川区では、育休明けに安心して仕事に復帰できるよう「保育園の入所予約制」を採用している。)

 何度も繰り返しますが、待機児の問題は、ここ数年の課題です。
 その後は、就労率が上がったとしても、少子化の影響で、待機児問題は解消されていきます。ポイントは、今、保育園に入れず就労できない状況を救うこと。
 対応如何がその後の少子化や労働力人口に大きく影響します。
 
 経済状況をもっとも大きく左右するのは労働力人口の実数なのです。

 これから建設するのでは間に合わないうえ、将来の余剰施設にもなりかねず、税金の有効活用とは言えないのです。

 

なかのひと